#29 「成長する選手」とそうでない選手の違いとは

スポーツの現場でよく言われる

「成長する選手」とそうでない選手の特徴って何でしょう。

色々な視点があると思いますが、

小学生からプロのカテゴリーまで見させて頂いた経験をもとに違う視点から書いてみたいと思います。

(※個人的視点になりますのでご理解してお読みください)

目次

1、「成長する選手」とは

2、「成長する選手」になるには?

3、まとめ

「成長する選手」とは

 

単刀直入に答えを言うと、

「適応能力(トレーナビリティ)が高い選手」

のことが言えると思います。

少し前ですが、SNSでこんな投稿がありました。

 

こちらの投稿をNBAのクリーブランド・キャバリアーズ(キャブス)で働かれていた

中山 佑介さんが翻訳された投稿がこちら。

 

私は、この3番目の

●コーチされる能力が高いか

に「適応能力(トレーナビリティ)が高い選手」

の要素の中にも当てはまると思います。

もちろん、適応能力が高くなくても

たゆまない努力で成長した選手もいます。

 

今は、そのような選手ではなく、

いわゆる「言われたことをすぐに身体で表現できる」ということ

=「即座の習得」ができる選手ということを指しています。

(※言われたことが正しいかどうかは今は触れません。)

こういう選手は、やはりトップの選手には多い印象があります。

 

もちろん一回で完璧でないにしろ、

数回でできたりとか

自分の感覚に落とし込むのが速い印象があります。

「成長する選手」になるには?

 

実は一番は幼少期にあると思います。

過去の記事#19#28で書いた

「運動体験」を多くしているかがポイントとなります。

「運動体験」を多くすることで脳には

「可塑性」を活性化するという現象が起きます。

 

この「可塑性」とは、

要は「使う機能は発達し、使わない機能は退化する」ということです。

 

たくさんの運動体験を行うことで可塑性を活性化することにより、

脳にたくさんの神経回路が生まれます。

 

そして、神経回路が多くあることで、新しい動きをしようとしても言われた動きを見たり、言われたりしても

過去の運動体験から転移させて「即座の習得」が可能になるのです。

もちろん大人になってからも脳は可塑性は起こります。

しかし、子供よりは時間がかかるようです。

なので、大人は「継続」して運動を行うことが大切になってくると思います。

ぜひ、特に子供の指導に関わっている方は

幼少期の「運動体験」を大切にしてあげてください!

まとめ

1、「成長する選手」=「即座の習得」ができる

2、「即座の習得」のためには「運動体験」が大切!

3、大人もできるが、幼少期の運動体験を大切に!

子供から大人までの運動指導経験もある、

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